白ねずみの本棚

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【映画感想】『ビリギャル』質が高く、きれいにまとまった作品

本作のお気に入り度は

3.5★★★●☆

 

はしがき

今更ながら、『ビリギャル』を観た。

公開当時、CMもバンバン流れ、本屋では原作本が平積み(この本も話題作ですごく売れ、ベストセラー)、主演は大人気若手女優の有村架純。かなりの話題作だったと思う。

 

私も有村架純は可愛くて好きだ。

 

映画を観た人達からは、面白かったと結構良い評判が聞こえてきていた。

 

が、自分としては有村架純のギャル役に対しての違和感がどうしても強かった。CMを観ても金髪が似合っていない、カツラのためか?コスプレっぽいと感じていた。原作本の表紙のモデルさんがツンとした雰囲気の可愛い子で、その顔のイメージが強かったので、なおさら、ぽやっとした顔つきの有村架純にコレジャナイ感を抱いていた……!

結局、映画館には足を運ばなかった。

 

あれから数年。この度ついに、有村架純見たさにネットのサブスクで視聴した。

 

感想

大学受験を頑張って、ついでに家族の問題も解消していき、最後は合格して皆んなで号泣して喜んでめでたしめでたし……という話自体は個人的にあまり刺さらなかったが、無理のない話運びでかつ感動させるポイントもいつくかあり、綺麗にまとまっていると感じた。

 

特に、終盤のさやかと父親のシーンは良い意味で裏切られ、感動した。

 

役者さん達の演技は皆素晴らしかった。

 

全体的に、会話シーンの間の取り方や話の進むテンポも良いし、主演の有村架純ちゃんのビジュアルがとても可愛く、サイドストーリー的に、さやかを気にする男の子がいたり弟の話もあり、ダレずに楽しく観れた。

 

タイトルでオチを言ってしまっている為、途中挫けそうなシーンがあっても、結局合格するんだよな〜と思いながら見てしまう所はご愛嬌か。

 

特に悪いところが見つからない、クオリティの高い映画だと思った。

 

受験を頑張る若い子の姿に元気を貰い、自分も何か頑張りたいという明るい気持ちになれた。

 

 

作品情報

概要

映画 ビリギャル

原作

坪田信貴「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話

 

投稿サイトに掲載された実話を書籍化しベストセラーとなった「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」を、ドラマ「あまちゃん」の有村架純が金髪ギャルに扮して映画化。名古屋の女子高に通うさやかは、偏差値30の学年ビリという成績。見かねた母に塾へ通うことを提案され、入塾面接で教師の坪田と運命的な出会いを果たす。金髪パーマに厚化粧、耳にはピアス、極端に短いミニスカートというギャル全開なさやかに面を食らう坪田だったが、さやかの素直な性格に気付き、ふたりは慶應大学への受験合格を約束することに。偏差値30のギャルが、偏差値70の慶應大学現役合格を果たすまでを、笑いと涙で描いていく。監督は「いま、会いにゆきます」「涙そうそう」「ハナミズキ」などを手がけた土井裕泰

2015年製作/117分/G/日本
配給:東宝

(映画 ビリギャル : 作品情報 - 映画.com)

 

キャスト・スタッフ

キャスト

有村架純 伊藤淳史
野村周平 大内田悠平 奥田こころ あがた森魚 安田 顕
松井愛莉 蔵下穂波 阿部菜渚美 山田望叶 矢島健一 中村靖日 峯村リエ
吉田 羊 田中哲司

 

主題歌    「可能性」サンボマスター

劇中歌    「START ME UP」Saku

音楽    瀬川英史

 

脚本    橋本裕志

監督    土井裕泰